2015/10/31 高校教科「情報」シンポジウム2015秋 参加

https://scratch.mit.edu/projects/86215937/ 国プロになったり,商業的にブームになると,いろいろなプレイヤーが参加します.それは,基本好ましいことと考えているのですが,同時に運命のごとく社会は進んで行きます.故に5年前ぐらいからそれに備えるのが大切な気がします. 教育関係のホットトピックは,学際系学部の運営に似ていると話を聞いていて思いました.どの人の,どの専門家のいうことも概してごもっともで,これを好機として各人がより積極的に振舞うのですが,全体としてそれが良い方向に進むのかどうかは,また別問題なので,視座を高くもち,誰がための学習なのかという視点で,精緻することが重要だと改めて感じました.よくわからない色に染まってしまわないように. 5年後の2020年はどうでしょう.  ]]>

ゼミ生のページ

ゼミ生からの紹介 このページは、伊藤ゼミに所属しているゼミ生が編集しています。  


 

2015年度の活動記録

2014年12月から1年間の、伊藤ゼミの活動を紹介します。  

2014年11月

ゼミ訪問・面接

2年生の11月頃に、ゼミを訪問してまわります。 今年度は、ゼミ全体の説明の後、上級生が各自のブースにて展示・発表を行う予定です。

2015年3月

ゼミ合宿

2015年度のゼミ合宿は、八王子セミナーハウスで2泊3日で行いました。 全員の自己紹介の後、新3年生と伊藤先生が予め決めてきた合宿での活動内容を発表しました。 新2年生はそれを聞いて誰の活動についていくかを決め、2日目までに何か「動くもの」を作成します。 下記は、昨年度の活動内容です。

  • HTML5・JavaScriptでのWebアプリ作成
  • Scratchでのゲーム作成
  • 様々なセンサーの活用
最終日の3日目には、合宿内での活動の成果を発表します。

4〜7月

社会情報体験演習SA

社会情報学部の1年生の必修授業である「社会情報体験演習」の授業のSAを行います。そのため、火曜日の4,5限は、授業を入れられません。 授業では、Raspberry PiやStuduino、LEAP MOTIONなど様々なデバイスに触れます。SAを通して、デバイスを扱うことが出来るようになり、自らの学習にもつながります。 その様子を紹介した動画がありますので、参照して下さい。

5月

Scratch Day

Scratch Dayとは世界各国で年に一度開催される、教育用プログラミング言語Scratchのお祭りです。 子供達によるプログラミングバトルや、子供たちが自分の作った作品を紹介したり、ワークショップなどが行われました。 私たち伊藤ゼミ有志は、「ざわざわ集団GOSECHO」としてTouch&Tryコーナーに出展し、子供たちにLEGOでの作品をScratchで制御するということを体験してもらいました! Scratch Dayの様子 Scratch Dayの様子

8月

Maker Faire Tokyo 2015

東京ビックサイトにて行われた、ものづくりの祭典である「Maker Faire Tokyo 2015」に、「GOSEICHIO」というサークル名でブースを構え、出展しました。 作品制作のテーマは「盆栽」です。Scratchやなのぼ〜どを利用したゲームや、3Dプリンタで作った盆栽など、様々なものを作りました。 Maker Faire Tokyo 2015 Maker Faire Tokyo 2015

9月〜11月

輪講

今年度は、「情報の信頼性」をテーマに、社会情報学部らしく個人が様々な側面から切り口を見つけ、輪講を行っています。 全員の輪講が終わった日には、みんなでお疲れ様会をしました。

12月〜2016年1月

卒研テーマ決定

4年次で特定課題演習もしくは卒業研究のどちらをやるかの選択をします。 卒業研究を選んだ学生は、冬休みまでにそのテーマを決定させます。

2016年3月

ゼミ合宿

新入生を迎え、初めて研究室全体での活動です。 新3年生はLeapMotionやKinectなどをScratchで制御しておもちゃを作り、新4年生は卒業研究を進めました。
 
 

ゼミ生個人の活動記録

森くんの活動

Google Cardboardで遊んでみました☆ また、3Dプリンターを使ってフィギアやオブジェなどを制作しています。 3D printer 3D printer

山﨑さんの活動

Ichigo Jamを組み立て、動かしてみました。 IchigojamIchigojam完成図 また他にも、OpenCVを使って画像認識ツールを動かしてみました。 ターミナルからPythonでXMLファイルを読み込み、目の位置を取得したり、Macの付属のカメラを使って動いているものを認識したりなどで遊びました。
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日本デジタル教科書学会 理事退任

2012年に開催された日本デジタル教科書学会 設立記念全国大会 では実行委員長を担当しました.この時は,教育系学会ではほぼ当然となっている協賛ブースを一切設けないことを重要視しました.「デジタル教科書」という,単語の概念すら定まっていない状態で,企業ブースを乱立させることには非常に問題があると感じていたからです. 偶然にも,青山学院大学の新棟である17号館の使用料が期間限定で無料だったことがあり,企業ブースは一切無しの方向で開催しました. 今の「デジタル教科書」を限られた字数で端的に述べると https://twitter.com/#!/KazunariITO2/status/614224877084614656 ではないかと考えています.公教育や検定教科書のルールの中に限定してデジタルを考えていても,それは教科のデジタル化には寄与しますが,教育内容自体や教育効果の視点からのデジタル化の恩恵には必ずしも寄与しません.また,教育系の学会を運営する際の既存の定型的方法を採用しないことが大切であると考えています. 2010年ぐらいから考えていることですが,自分は「デジタル教科書」という言葉が触媒として機能しうるのは2014年頃までと予想していました.2014,5年ぐらいまでにはには,(こども向け)「プログラミング教育」という新たな触媒が生まれるだろうと予想し,その際再考を余儀なくされるだろうと.ここで触媒というのは,教育になんらかしら変革を起こしうるキーワードとなるものです. 学会名を改名した方が良いのではと考えた時期はありましたが,今は,このままでも良いのではないかと思うようになっています. これまで培ってきた「日本デジタル教科書学会」のコミュニティーを大切にしていくことは重要だと考えています.また学会のアクティビティが一般的な解釈での「デジタル教科書」とあまり関係ないことも重要なメッセージになっていると考えます(よい意味で).最近反転○○というのが流行っています.「反転学会」というと事前に発表動画や発表資料を提示し,当日は質疑応答,ディスカッションだけと言うのをイメージされると思いますが,違う意味での反転学会のようなものがいくつかあってもよいのではと思うからです. 3年間の関わりの中で,一番感銘を受けたのは招待講演でもなく,2014年度の全国大会でポスター発表していたTravel Buddyというプロジェクトの話でした.これはぬいぐるみを「ぬいぐるみ留学生」として海外の提携校と交換し,様々な方法で時にはe-mail等を使って生徒らが交流するというお話でした.私はブースにおいてあったぬいぐるみを指して,これは「素晴らしいデジタル教科書」ですね.と言ったやりとりの記憶が今でも残っています.            ]]>