メディアを工学的に扱うメディア情報処理や,学際的に扱うメディア情報学について研究しています.特に,文理融合学部である社会情報学部の研究らしさを追求するため,Webテクノロジ,プログラミング,情報デザインなどの分野に特に注目しつつ幅広く活動しています.開発したソフトウェアやコンテンツを積極的に公開し,社会に貢献することをモットーにしています

メディアを工学的に扱うメディア情報処理や,学際的に扱うメディア情報学について研究しています.特に,文理融合学部である社会情報学部の研究らしさを追求するため,Webテクノロジ,プログラミング,情報デザインなどの分野に特に注目しつつ幅広く活動しています.開発したソフトウェアやコンテンツを積極的に公開し,社会に貢献することをモットーにしています
2023年9月24日に開催された情報処理学会関西支部支部大会において,伊藤一成研究室所属の角さん(学部3年)木下さん(学部3年)が発表しました.
角さんは情報処理学会関西支部 支部大会 ジュニア会員特別賞を,木下さんは情報処理学会関西支部 支部大会奨励賞を受賞しました.
角颯真,伊藤一成:人型ピクトグラムの動作再現による運動イメージと身体動作の差異認識アプリケーション「ピクテンダー(Pictender)」の試作,2023年度情報処理学会関西支部支部大会, (2023.09.24)
木下 倭,高橋伶奈,伊藤 一成:ピクタグラミング -ピクトグラムの作成を通じてマークアップ言語について学習することを目標としたアプリケーションの試作-,2023年度情報処理学会関西支部支部大会, (2023.09.24)
青山学院大学ピクトグラム研究所所員の伊藤一成が情報処理学会SSS2023(情報教育シンポジウム2023)(2023年8月18日〜20日,工学院大学)にて発表した「DNCL(ディーエヌシーエール)ーどんなコードにもエールを(DonNaCodeにもLを)ー」が,優秀発表賞を受賞しました.
大会運営関係者の皆様,参加者の皆様に心から感謝申し上げます.
伊藤一成がSSS2023(2023年8月18日から20日)にて「DNCL(ディーエヌシーエール)ーどんなコードにもエールを(DonNaCodeにもLを)ー」というタイトルで口頭発表いたします.
概要
大学入学共通テストで,2025年度入試から教科「情報」が導入される.そこではプログラミング分野の問題でPython言語に類似した擬似言語仕様が用いられる予定である.この記法に関しては,「情報関係基礎」で用いられているDNCLと対比して,新DNCL,DNCL2などという呼称も長年用いられてきた.DNCLは,Daigaku Nyushi Center Languageの略と言われており,その名の通り大学入学共通テスト用に策定された擬似言語であると認識されている.一方,教育産業の介入も相まって高等学校情報科の授業が入試対策ばかりに向いてしまい,汎用プログラミング言語を使用して自らコーディングする活動が軽視されてしまうのではないかという懸念も根強い.また,情報科教育との関係で述べれば,プログラミング教育ブームの流れもあり,「コード」はプログラムコードの意味だけで捉えられがちである.「コード」は,本来多くの意味を持つ単語である. バイナリコード,文字コード,暗号コード,ピクトグラムに代表される絵記号・図記号など,情報を表現するための様々な符号・記号体系のこともコードという.記号論的コミュニケーションモデルにおいては,情報の送り手と受け手がコミュニケーションを行うための共通の記号体系も「コード」という.「コード」は「倫理規定」や「行動規範」の語意もあり,情報に関する法規やモラル,情報セキュリティの分野と関連性がある.「コード」は,高等学校情報科のカリキュラムを統一的,俯瞰的に見直すのに,非常に適したキーワードであると考えられる.
そこで「どんなコードにもエールを」(DonNa Code にも L を)の略語としてのDNCL(発音は,ディーエヌシーエール)を提案する. また,筆者が開発しているピクトグラムコンテンツ作成環境「ピクトグラミング」の派生アプリケーションの一つとして,アプリケーション「DNCL」(発音は,ディーエヌシーエール)を試作したので報告する.
前田祐杜, 御家雄一, 伊藤一成: 高等学校情報科における鍵暗号方式の理解を目的としたWebアプリケーションの評価, マルチメディア,分散,協調とモバイル(DICOMO2023)シンポジウム論文集,(2023).
2023年3月5日から9日まで行われた第15回データ工学と情報マネジメントに関するフォーラム DEIM2023にて所属学生の渡辺大智さん(B3)が学生プレゼンテーション賞を受賞しました.
渡辺大智, 御家雄一, 伊藤一成:人型ピクトグラムを用いたソートアルゴリズムを学ぶ アプリケーション「人型ピクソートグラム」の拡張と評価,第15回データ工学と情報マネジメントに関するフォーラム DEIM2023, (2023.03)
2023年3月5日から9日まで行われた第15回データ工学と情報マネジメントに関するフォーラム DEIM2023にて,学部3年の前田,高橋,松村,渡辺,吉崎が発表しました.
これらのアプリケーションは5つも全て,ピクトグラミング関連アプリケーションのWebページから自由にご利用いただけます.
2023年3月2日から4日まで電気通信大学で行われた情報処理学会第85回全国大会にて,学部3年の大野,喜内,佐藤が発表しました.
大野 友哉,御家 雄一,伊藤 一成:同調効果について考えさせる体験型アプリケーションの試作, 情報処理学会第85回全国大会, (2023.03)
喜内真緒,伊藤 一成:Pictoal illusion – 人型ピクトグラムを構成素とする笑える錯視の提案 -, 情報処理学会第85回全国大会, (2023.03)
佐藤遥香,伊藤 一成:ピクトグラムの認知度向上を⽬的としたタイピングアプリケーションの試作, 情報処理学会第85回全国大会, (2023.03)
2023年1月3日より5日まで韓国で開催された国際会議IMCOM(International Conference on Ubiquitous Information Management and Communication) 2023にて,学部3年の前田及び渡辺が発表を行いました.
Kazunari Ito: Picuit – An Application of Pictogram Content Creation using State Transition Diagram -, IMCOM(International Conference on Ubiquitous Information Management and Communication) 2023, (2023.01)
Hiroto Maeda, Yuichi Oie and Kazunari Ito: An Implementation of Web Based Application which Aims at Deepening Understanding of Key Cryptosystem, IMCOM(International Conference on Ubiquitous Information Management and Communication) 2023, (2023.01)
Taichi Watanabe, Yuichi Oie, Kazunari Ito: An Application for Learning Sorting Algorithm using Human Pictograms, IMCOM(International Conference on Ubiquitous Information Management and Communication) 2023, (2023.01)
2022年9月18日行われた情報処理学会関西支部支部大会において,研究室所属の渡辺さん(学部3年)と高橋さん(学部3年)が発表を行いました.
渡辺さんは,「人型ピクトグラムを用いたソートアルゴリズムを学ぶアプリケーション「人型ピクソートグラム」の実装」というタイトルで,開発中のシーソーのメタファを用いてソートアルゴリズムについて学習できるアプリケーションについて紹介しました.
渡辺さんは,「人型ピクトグラムを構成素とするピクトグラフ生成アプリケーション「Human Pictograph」の実装」というタイトルで,開発中の人型ピクトグラムを構成素とする統計図表(ピクトグラフ)を作成できるアプリケーションについて紹介しました.
いずれもWeb上で公開しており,アクセスすることができます.ピクトグラミングホームページからアクセスください.
<参考論文>
*本ウェブサイトに掲載した著作物のうち,情報処理学会において投稿・掲載・発表等を行った著作物の利用に関する注意
著作物の著作権は情報処理学会に帰属します.著作物は著作権者である情報処理学会の許可のもとに掲載するものです.ご利用に当たっては「著作権法」ならびに情報処理学会倫理綱領に従ってください.